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2025/01/23
ずっっっっっっっっっと公開を待ち望んで、やっとのことで観に行くことができた『フォックスキャッチャー』!!!!!!!
コジステでの紹介や予告編を観てからというもの、公開日を心待ちにしていました(*ノωノ)
それくらい魅かれる作品だったんですが、それと同時に自分の期待が高すぎてガッカリしてしまうのでは?という不安もありましたw
【公式サイト】
http://www.foxcatcher-movie.jp/
[0回]
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【ストーリー】
大学のレスリングコーチを務めていたオリンピックメダリストのマーク(チャニング・テイタム)は、給料が払えないと告げられて学校を解雇される。
失意に暮れる中、デュポン財閥の御曹司である大富豪ジョン・デュポン(スティーヴ・カレル)から、ソウルオリンピックに向けたレスリングチーム結成プロジェクトに勧誘される。
同じくメダリストである兄デイヴ(マーク・ラファロ)と共にソウルオリンピックを目指して張り切るが、次第にデュポンの秘めた狂気を目にするようになる。
1996年にアメリカで実際に起こったデイヴ・シュルツ殺害事件を題材にした映画です。
マーク・ラファロが実際のデイヴ・シュルツにそっくりで驚きました(゚д゚)!
まず、冒頭に描かれるマークの生活で胸が締め付けられました。
金メダリストという輝かしい肩書があるのにも関わらず、それに不釣り合いな生活。
日本でも度々話題にされますが、不人気競技にはスポンサーもつかない現実。
兄デイヴは知名度があり、そんな中でも恵まれた環境にあるのだと思います。
同じ金メダリストなのに存在する格差。
兄の代理で訪れた講演会では名前すら覚えられていない・・・そして
講演料20ドル。
彼の置かれている現実はとても暗いものでした。
ジョンとの出会いによってマークの人生は狂わされていきます。
前述のとおり、マークは辛い現実に身を置いています。
そんな中で提示される多額の資金や自己肯定の言葉など、これまでマークが得られなかったものをジョンがどんどん与えていくんですよね。
社会的に高い地位を持つ人物に名前を覚えられてて、かつ、求められるというのは得も言われぬ充足感だったのではないでしょうか。
こうやってジョンに支配されていったんだと思います。
コカインや酒に溺れたり、やけ食いするなどマークには心の弱いところがあったようですし。
地位や名声を持つジョンはお金によって得られた名ばかりのトロフィーに囲まれています。
馬術は実力なのかもしれませんが、彼にとっては母から強制された意味のないものなのでしょう。
片やマークは自身の力で得た金メダルやトロフィーに囲まれながらも、実質的な地位も名声もありません。
そのトロフィーや金メダルさえ兄によって齎されたところがあります。
全く違うようで似ている孤独な2人。
デイヴは彼らが持たず渇望していたものを持っていたのだと思います。
終始漂う緊張感。
ずっと息が詰まる思いで、じんわり汗を掻いてしまうような作品です。
ジョンは
妄想型精神分裂症を患っていたのですが、その狂気が次第に増していく様子は圧巻でした。
そんなジョン・デュポンを演じた
スティーヴ・カレルの怪演は、自分の乏しい語彙力では言い表せないくらい迫力があります!!!
勿論マーク・ラファロもチャニング・テイタムも素晴らしい。
誰一人として喰われることのない存在感でした。
はっきり言うと
超絶ストライク映画です!!!!!
期待を裏切るどころか、それを上回る作品でした(゚∀゚)
まだ年が明けて殆ど経っていませんし映画もまだ全然観れていませんが、今年一番の映画ですw
近年では『ザ・ロード』に並ぶほどのお気に入り一本となりました。
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2015/03/03
映画