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『アメリカン・スナイパー』

先日、ようやく話題の『アメリカン・スナイパー』を観に行くことができました。
この作品も公開前から楽しみにしていた作品の1つなので、劇場鑑賞できて良かったです。


イーストウッドの映画が苦手だったはずなのに、気がつけば意外と観ていて慣れてきました。
というか、今では結構好きになってきていますw



【公式サイト】
http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/








【ストーリー】
イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。
スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。
人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。
故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。
4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう。
(シネマトゥデイより)



アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属のスナイパーであるクリス・カイルの自叙伝をもとに描かれた作品。
今年2月にクリス・カイルを射殺したルースの裁判があり、仮釈放なしの終身刑が下されたことでも注目されたと思います。


単純な戦争映画ではない。
イーストウッドらしい押し付けがましくない作風が実にマッチした素晴らしい映画でした。
戦争賛美・反戦争・ヒロイズム・アンチヒーローetc.そういったカテゴライズをすることが実に無意味に思える内容です。
当初スピルバーグが監督することになっていたようですが、恐らくスピルバーグではここまで完成された作品には仕上がらなかったと思います。


父親から番犬となれと教えられ育ったクリスがテレビを観てシールズに志願する。
祖国を守る番犬となる才能が彼にはありました。
そんなクリスの姿に米国の戦争プロパガンダを垣間見ました。
冒頭のシーンに戻り、スコープを覗くとそこには女性と子供がいます。
クリスは番犬たる為に彼らを撃つのですが、彼の心はそこから蝕まれ始めたのだと思います。

家庭に戻っても長期間極度の緊張下に置かれたクリスの神経は安らぐことはありません。
家族と一緒にいるはずなのに、彼の心はずっと戦場にあるんですよね。
彼の中にある矛盾が更に心を蝕んでいったのではないでしょうか。

英雄と呼ばれるクリスは敵から見れば賞金首です。ムスタファとは表裏一体。
そのムスタファが喋らなかったのも印象的でした。
羊を守る番犬であること――仲間を守ることを第一にスコープを覗いてきた彼ですが、心の底では自分は本当に番犬であるのか、相手は狼ではないのではと苦しんでいたのかもしれません。


PTSDから回復したクリスは同じように苦しむ帰還兵の社会復帰を支援する活動をしていたのですが、その帰還兵の一人に射殺されてしまいます。
PTSDに苦しんだクリスがやっと平穏を取り戻し、そして戦場とは遠い場所で射殺されるという衝撃の出来事。
この強烈な出来事が戦争が齎す根深い問題を浮き彫りにさせているように思えました。



無音のエンドロール。
黙祷の意味も込められていると思いますが、音に苦しんでいたクリス達に対する想いも込められてるように感じました。




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2015/03/21 映画 Comment(0)

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ヘタレな下手の横好きゲーマー。
主に龍が如く・MGS・FF・戦国BASARA・静岡・アトラスゲームetc.が好きです。
映画はホラー、特にゾンビ好き。
レオナルド・ディカプリオの往年のファン(だと思っている)

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