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2024/04/28

今日の1本『ファニーゲーム』『ファニーゲームUSA』

連休終わりの鬱々とした今日と言う日にピッタリなスカッとした映画あるかなと頭の中の引きだしをアレコレ探してみたところ・・・。


まるで真逆なものがヌルッと出てきました。



まさにこんな感じw


テンションが低かったり気分が落ち込んでいるときに観るのは要注意!!



拍手[0回]



『ファニーゲーム』






【あらすじ】
ある夏の午後、ショーバー一家が休暇を過ごすためにレンジローバーでクラシック音楽のクイズをしながら別荘に向かっていた。
途中、隣人のベーリンガーと挨拶をかわす。
そこには白いシャツと白いズボン、白い手袋を身に着けた見知らぬ2人組の男もいた。
別荘につくと妻アンナは夕食の支度にかかり、夫ゲオルクと息子は明日のセーリングの準備にかかる。
そこに、ベーリンガーの所にいた2人組の1人が「ベーリンガー婦人は今お料理をしていますが、卵がなくなってしまったようです。ご迷惑ですが、4個くらいもらえたら大変ありがたいんです...」と話しかけてきた。
アンナはそれを受け入れて卵を渡すが、男は2度も落として割ってしまう。
そして3度目の訪問時、ゲオルクに「帰ってくれ」と言われ、平手打ちを食わされると男の態度は豹変し、近くにあったゴルフクラブでゲオルクの脚を殴りつけ、一家全員をソファーに縛り付ける。
2人は悪びれた態度を微塵も見せず、くつろぐように家を占領し続けた。
夜になると、2人は一家にある提案をする。「明日の朝まで君たちが生きていられるか賭けをしないか?」と。
(Wikipediaより)




ミヒャエル・ハネケ監督の名作スリラー。
王道ではありますが、やはりハネケ監督といえばこの『ファニーゲーム』がまず浮かびますね。
善良な家族が理不尽な暴力に晒され崩壊していく映画です。

謎の青年2人がいつの間にか物理的にも心理的にも家族へ入り込んでくる。
その言葉や行動全てが観客をも巻き添えにしてイラつかせていきます。
時間が経過すればするほど不快感は増していき、それが解消されることはありません。

この映画は悪意に満ちている。悪意しかない
それも観客に対する悪意です。
この作品、グロテスクなシーンは一つもないのです。
登場人物が殺されても、そのものの描写がありません。
結果だけが提示され、そうなったんだという事実だけが分かります。
残酷なシーンを思い浮かぶことが容易にできてしまう観客こそが悪いと言わんばかり。
さらに希望を悉く打ち破っていく展開。
だってこの2人の青年には抗う事のできないチート能力が備わっているのですから(ノ∀`)


そして第四の壁を嘲笑うかの飛び越えてくる。
最初は「あれ?今のって?」というレベルですが、明確にこちらを嘲るように語りかけてきます。
それもまた悪意に満ちている。
徹頭徹尾、彼らが相手にしているのは我々観客なのです。

この作品はハネケ監督の暴力に対するアンチテーゼとして作られた映画です。
勿論娯楽として享受している観客にも向けられています。

ここまで書くと観るのを躊躇われる感じではありますが、とても奥深い作品なのでコンディションの良い時に是非観て欲しいと思います(´∀`)


原典もセルフリメイクである『ファニーゲームUSA』もどちらも変わらぬ胸糞なのでそこはお好みでw
最後まで観ると冒頭あたりのシーンが色々理解できるので、原作→リメイクという流れもいいかもしれません。
心は疲れますが・・・。

ハリウッド版では胸糞な青年の一人をマイケル・ピットが演じているのですが、めちゃくちゃ美青年なのでそういう意味ではハリウッド版をおススメしますね。
美青年がとんでもなく胸糞ってなかなかないですよ?( *´艸`)
さらにハリウッド版の吹替えが堀内賢雄さんと井上喜久子さんなので、これはもう雷電とローズだ!!と地味に嬉しい。
MGS好きなら吹替版『ファニーゲームUSA』を('ω')ノ




予告はハリウッド版です。





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2018/07/17 映画 Comment(0)

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廃人アラタ
自己紹介:
ヘタレな下手の横好きゲーマー。
主に龍が如く・MGS・FF・戦国BASARA・静岡・アトラスゲームetc.が好きです。
映画はホラー、特にゾンビ好き。
レオナルド・ディカプリオの往年のファン(だと思っている)

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